お蕎麦屋さんの入り口に盛り塩。
なんだか気持ちが良い。
この「なんだか」というところが大切なのだ。
ご飯と味噌汁の位置が左右違うと「なんだか」気持ちが悪い。
すぐには説明がつかない感覚、心地よいか悪いか、ここに「文化」の根本がある。
近年、衣食住全ての場面で「日本文化」の見直し的な企画や商品が見られるが
そもそも日本文化とはなにか。
どの時代の文化をいうのか。
文化は時代とともに変わる。
ご飯と味噌汁の場所は、遠からず「どうでもよい」位置になる予感がある。
ある著名な料理研究家もすでに汁物を左に置く提案をしてる。
変化はよい。ただ、変化しないモノやコトもある。その理由を考えてみたい。
残したい理由、残ってきた理由を教えてくれる人たちはすでにいない。
なぜ、盛り塩は気持ちがよいのか。なぜ塩なのか。
煌道はそんなこともしっかり考えていこうと思う。
もちろん大学でも学生たちに問い、いっしょに食の未来を考えていきた。
なぜ、塩、なんだと思いますか?